No.

発見年代 名称 推定年代 特徴
43 1929

黄金ジェット

エクアドル

コロンビア

500〜800年前

南米コロンビアのシヌー地方のプレインカ時代の遺跡で発見された直径約5cmの黄金製。制作年は断定されていないがプレインカ時代(インカ以前)のものといわれている。

 

オーパーツと言えばコレ!というぐらい、昔から超有名な大御所オーパーツ:黄金ジェットである。

この黄金ジェットこそ、“オーパーツ”というネーミングが誕生するキッカケになったオーパーツなのだ!

  

というわけで、43は 特大号!(あきれるほど長いだけなんですけどね)

 

最初に黄金ジェットについてのウンチクをたれておこう。

   

黄金ジェットは、コロンビア北部、シヌー遺跡から発見された直径約5cm/高さ約1cmくらいの小さな黄金細工品である。制作年は断定されていないが、それでも大体500〜800年前のものではないかといわれており、現在はコロンビアの首都、ボゴタの国立銀行付属黄金博物館に展示されている。


このオーパーツは、一体どのように誕生したのだろうか。 

黄金ジェットは皆知っていると思うので、今回かなりワガママ&不真面目に「発見秘話」を再現してみることにした。

『金細工が“黄金ジェット”と呼ばれるまで』を説明しながら、オーパーツに共通する一定のお約束・条件・法則を探求しようというものだ。

「“不真面目に”とはけしからん!」とお怒りの諸兄には、今の内に戻ることを謹んでおススメする。

今回本当に遊びですから。


さて、黄金ジェット、または黄金シャトルとして名を知られるこの金細工品は、

発見当時、「魚のようだ」「いや、鳥だろう」などといわれていた。

当時、これと似たような黄金のペンダントも多数発見されていたのだが、それらが鳥や犬、ジャガーなどをかたどったものだったため、黄金ジェットもはじめは飛魚ではないかといわれ、アマゾン川に住むプレコというナマズの一種をかたどったのではないかという説もあった。

そう言われてみると、確かに形もよく似ており、尾など、それぞれのパーツも黄金ジェットと同じようなものを持っているように見える。(※右の写真がプレコ)

 しかし、プレコに似ていようと似ていまいと、この時点では、それほど特別な関心を寄せる人はいなかった。

   

< オーパーツ発見→検証→断定の法則 >

      

大抵このあたりで、オーパーツ定番の黄門様が登場する。

この黄門様は分野に関係なく、とにかく何かの学者であることが望ましいが、研究家専門家、
最悪の場合、作家でも構わない。

“NASAの関係者”としか紹介されない人のコメントもよく登場する。NASAの人はいつも名前がない。) 

黄門様が示される印籠の中でも最強の印籠は、“○○学者の学術的見解“である。

それは、一見どうということもない工芸品に “ありがたい理屈” という後光を授けるための必須アイテムなのだ。

さらに、この“見解っぽさ”に、“リアルっぽい”示唆が加わると、非常に好ましい効果が生まれる。
(例:ハトホル宮殿の古代の電球。「宮殿内部でススが発見されておらず、火を使った形跡がない」等、ウマ過ぎる引っかけ文句が多数散りばめられていて、とんちみたいで楽しい。)

  

ちなみに、黄門様には、「これにて一件落着」のような、最後のキメ台詞があるが、
オーパーツ界においては、大抵このようなキメ台詞が使用される。
「○○としか考えられない」
「信じられない。驚くべきことだ
この言い切りっ。たまらん!

  

黄門様の登場はオーパーツ誕生には絶対不可欠で、毎回様々な博士研究者が登場するのだが、考古学の分野では素人、または単なる考古学ファンである等が大きな特徴として挙げられる。

考古学者や歴史学者など、その分野のプロの登場率は著しく低い。

よって、学術的なことはそっちのけで「だって、○○さんもこう言ってるもん」という話に終始している場合が多い。

無理やりのこじつけなど、注意深く読むと本当に味わい深い。

  

黄金ジェットに話を戻そう。

さて、お待ちかね。いよいよ黄門様の登場である。

記念すべき第一回目の黄門様は、動物学者超常現象研究家アイヴァン・T・サンダーソン博士だ。

   

この黄金細工を観察した博士が最初に考えたのは、

「よく出来た金細工品なのに、なぜか目や口などの特徴がどこにも見当たらない。それらの部分を省略して似せたのだろうか?」だったが、しばらくすると、「それにしては他の部分が精巧に造られすぎている」のが気になりだした。(エジプトのグライダー模型と、まったく逆の発想で悩んでいたところが興味深い)

    

色々考えた結果、初回の黄門様、アイヴァン・サンダーソン博士は、このように自説を述べた。

「かしこみかしこみ。皆の者、よく見るがよい。これらは地球上のいかなる種の動物とも似ておらん。その上、三角翼や垂直尾翼、そして、V字に彫られたコクピットのような構造物などが見られる。まるで現代のジェット機のような特徴を備えておるじゃろう。どうじゃな?」

 

これが、以後、脈々と受け継がれる『オーパーツ界お約束の発想』が生まれた偉大な瞬間である。 

 

「これは、飛行機だ!」

「古代にも飛行機が存在していたのだ!」

    

飛んだーーーーーー!!

これぞ論理なき発想の飛躍!!

ビバ!思いつき! 見た目の解釈&断定!

おおぉ!黄門様の言う通り、確かに横から見ると魚や鳥にはない窪みがある。(これについては、上の写真、右を参考にするとよく分かる。) そうか!そうなんだ!これは飛行機だ!博士のいうとおり、翼もコックピットもある!スゴイ!

    

「まぁまぁ、頭を上げなさい。どうじゃな、動物学者&超常現象研究家の見解は。かっかっか・・・

・・・いやな、実は、最初はワシも、『それはちょっと強引かな〜?』と思ったし、(←実話)

『なに奇想天外なこと考えとるんじゃ、ワシのバカと、思ったのだ。(←実話)

しかし、それでもやっぱり気になった。そこで、ある日、学生に、『これって、何に見える?』と聞いてみたのじゃ。

するとな、なんと、『ジェット機じゃないですか』って、当たり前のように答えおった!

それを聞いて、やっぱ、そう?じゃ、間違ってないんだー!という気持ちが一層強くなった。(←実話) 

学生から太鼓判押してもらえたことで、より確信を得ることができたというわけじゃ。
わかるかな? 『他にも認めた人がいますよ』という
事実。 まずこれが実に大事でな。 うんうん。
自分以外の誰かが認識、または識別したという
事実これが大事じゃ。 これがないといかん。
なぜなら、
そこ以外は、ほれ、憶測だからかっかっか」 

    

このように確信を得た黄門様は、さらに自説にのめり込む。

初回の黄門様・アイヴァン・サンダーソン博士は、念のため、次の黄門様として、ベル・ヘリコプターの設計者アーサー・ヤング氏に検証を依頼した。(ここがNASAの技術者になっているバージョンがたまにある)

 

ヤング氏の印籠はもちろん“航空学の識者としての見解”である。

 

「考古学者も聞きなさい。博物館の館長も聞きなさい。

この形態とバランスが、どれだけ航空力学の理にかなっていることか。

この物体の推進機関はプロペラ式ではなく、急上昇と超高速飛行が可能なジェット式かロケット式、あるいは未知の推進機関であると思われる。すなわち、そのような飛行物体の模型である可能性もあるというわけじゃ!

さらにこの物体は、高空から降りてくるべき構造になっており降下するときは機首のエンジンを逆噴射して減速し、着陸時には機首を胴体部分へ180度折り、後方噴射によって上昇力をつけたのではないかと思われる構造である。これについては、右の図を見るがよい。これは他の専門家にも見せたところ、超音速機かもしれないとの意見もあったのだぞ!」

    

すっげーー!

飛びにひねりが加わったー!

妄想炸裂!パイルダー・オン!!

   

「ええぃ、静まれ、静まれ!驚くのはまだ早い。これはそれだけにあらず

これはさらに地球大気圏を出入りすることが可能で宇宙船と地球を往復する古代版スペースシャトルの模型とも言える構造を持っているのだ!

      

・・・さすがにここまでくると・・・・・笑うしかない!面白すぎる!

すごいな〜!黄金ジェットって、たった5cmなのに、こんなツワモノだったのだ。

超合金ロボみたい。

         

でも、アーサー・ヤング氏は、ふざけてたわけじゃない。良識あるオトナなのだ。

うん・・・そう、・・・きっと・・・疲れていたのだ。そうに違いない。

   

だから、間違っても次のようなことを言ってはいけない。

   

@ なんで構造がわかんの?内部になんかあるとか? 

A 飲んでる?

B なんかキメてる?

C 休みとって静養した方がいいよ。

D 博士にいくらもらったの?

   

これについては、中江克己氏:著 『神々の足跡』(PHP文庫)にあるように、
「ちょっとだけカマってあげてストンと落とす」のが、一番良いのだと思う。

   

「(略)当時の人々がジェット機を見たとは、信じがたい。
(中略)超古代に宇宙からの飛行物体が飛来し、
その記憶が伝えられたのではないか、という考え方もある。

しかし、それも推測に過ぎず、いまだに謎は解かれていないのだ。
その後、サンダーソンは超古代の不思議な科学技術について研究を進め、
1969年に『招かれざる訪問者』という著書を発表。
そのなかで、はじめて“オーパーツ”という言葉を使ったのである。」

 

                                以上。






大人だ。


さて、ここまでお付き合い下さった皆様、

本当に有難うございます。m(__)m

   

では、今回、改めて色々調べてみた私見をパッパッと述べていきます。

(やっとここまできたよ〜)

結論から言いますが、
これは、やっぱり装飾品の類じゃないでしょうか?

右の黄金ジェットの集合写真をご覧下さい。→   

まずざっと見て、「なんかちがう」と感じませんか?もっと言っちゃうと、生き物っぽい曲線が気になりませんか

   

では、一つ一つ見て行きましょう。 私にはこう見えます。  

    A. 鳥(これは羽根じゃないでしょうか)     B. 鳥(〃)        C. トンボ    D. 鳥(〃)

       E. 鳥(〃)             F. 鳥、もしくはプレコのような魚           G. 鳥(〃)

       H. 昆虫?魚?        I.  鳥?昆虫?        J. 爬虫類?魚?

… 私は、H、I、Jの正体の方がよっぽど気になりますが。 なんなんだこの生き物は?!

 

これらの首部分にある窪みは、人が装身具として身につける際、紐などを「引っかける/結わえる場所」ではないでしょうか。 ※加筆しますが、もう随分前からそのようにいわれています。なにせ、他にも同じような窪みがあるペンダントがゴロゴロ見つかってますから…。


次に、黄金ジェットのラジコン模型を作って、1997年に実際に飛ばしてみようとした人たちがいます。

「ホントに作ってみた」って、なんか素直に「イイ」ですね。
自分たちで検証してみようという気概のあるこういう人たちは好きです。

      

(左上の写真がラジコン模型本体、右上が飛行中の写真です)

       

さて、このラジコン飛行機は、見事に空を舞い、無事着陸したというのですが、これが「飛んだ」という事実だけを取り上げて(これまたいつものことですが)、「黄金細工はやっぱりジェット機なのだ。ラジコンが飛んだのがそのだ」と、一部でいわれているらしいのです。

    

 

     

まぁ、これを見てください

        

デカッ

      

 

     

これ以上説明はいらないと思います。

    

これだけ念入りに供養したんだから成仏してくれ!プレコのペンダント!! 合掌。


※写真引用元: World Misteries.com http://www.world-mysteries.com/ Enterprisemisson.cohttp://www.enterprisemission.com/

BACK   HOME

Copyrightc2005 気になる資料室 all rights reserved.
※本資料作成にあたり、正確性には留意しておりますが、正確である保証はありません。